2018年11月29日木曜日

12.1 行くぞACL!!! 詰めろ自由席!!!

ACLがかかった大一番、2018 明治安田生命 J1リーグ 最終節 北海道コンサドーレ札幌対サンフレッチェ広島戦が間近に迫りました。
行くぞACL!!!という機運が高まり、前売りチケットの売れ行きも好調で、今季最高だった9月1日の神戸戦(32,475人)を超えそうな勢いです。
沢山の来場者が予想されるので、クラブも月曜日に公式ホームページとFacebookで席詰めへの協力をお願いするリリースがありました。
【重要】2018 明治安田生命 J1リーグ 34 北海道コンサドーレ札幌 vs サンフレッチェ広島戦 席詰めへのご協力願い | コンサドーレ札幌 オフィシャルサイト

私は2014年からコンサドーレボランティアスタッフ(CVS)として活動し、何度か25千人を超える試合や席詰めが必要な試合を担当したので、その時の記憶を掘り起こしながら北海道コンサドーレ札幌 Advent Calender 2018の初っ端として書いていきたいと思います。

<席詰めとは>
席詰めをざっくり言うと自由席で空席を作らずに一人でも多くの人が席で観戦できるよう来場者へ協力を促す。空いている席を探して、案内する。といったところでしょうか。
空いている席をリアルタイムで端末等で共有するシステムはありません。コンコースから見下ろしたり、通路を行き来したり、対岸のスタンドから無線を持ったCVSが目視で状況を見ています。空いている席の案内もハンドサインで「ここ2席空いている」「2席空いているところない?」とやりあってます。ザ・アナログです。
塵も積もれば山となるという諺がありますが、その列ではたった1席の空きでも1ブロックで数十人、全体で数百人~千人単位での着席機会を失うことになるので席詰めは重要なのです。

J2からJ1への昇格や、今季の好調、試合のイベントなど「コンサドーレ面白そうじゃん!」という機運が高まり、来場者が増えてきています。
2018シーズン、事前にチケットが完売もしくは一部席種が販売終了となった試合は
ガンバ大阪戦(札幌厚別)
ヴィッセル神戸戦(札幌ドーム)
浦和レッズ戦(札幌厚別)
3試合。
予めチケットが売れていると分かっている時は緑のビブスのアルバイトスタッフや黄色いビブスのCVSを自由席エリアに重点的に配置して、声を掛けたり、空いている席を案内する事が出来ました。ただ、CVSはこの日出られますという志願制なので、試合によっては集まりにバラツキがあるのは否めません。
ガンバ戦は参加することができませんでしたが、ヴィッセル戦と浦和戦では現場で関わっていました。
(神戸戦でCVSとアルバイト30名程度の席詰め隊が編成されましたが、この人数で約23,000席の自由席を埋めるっていうのは相当ですね。)
基本は声かけです。「チケット完売のため大変混み合うことが予想されます。荷物は座席の下に入れて詰めて座ってください」「チケットをお持ちでないお子様は膝上での観戦をお願いします」など。
ただ、これだと何も引っ掛からずにスルーされるんじゃないかなと思い、私は具体的な数字を入れてみて声かけをしてみました。「こちらのエリア、あと30分ほどで一気に来場者が増えると予想されます。一人でも多くの方が席で応援できるように席を詰めてお座りください」、厚別だと仕切りのないベンチなので「こちらのベンチに最大13人座れるように詰めてお座りください」とやってみました。ただ、声かけの内容は個々のセンスに頼る部分もあるので、共通化できる部分は共通したいなと思ってます。

<来場するタイミング>
来場者がドッとくるタイミングは大きく分けて2度あります。
1度目は最先行入場から一般入場(ドームはキックオフ2時間半前、厚別はキックオフ1時間半前)、2度目はキックオフ1時間前から直前まで。
1度目のタイミングは年間に何度も来られる方だと思うので、サクッと自分の席を確保されたら場内イベントブースや飲食を楽しまれて時間を過ごされているのだと思います。
ただ、2万人以上の試合がここ数年増えたことで、2度目のタイミングであるキックオフ1時間前から直前までに集中することが顕著になりました。それは普段見る機会が無かった、何年振りに来たという方や区民デーなどの招待券や年に一度の106円チケットで入場される方が「早くから行かなくてもコンサドーレの試合を見ることができたらいいか」という感じなのでしょうか。
試合によってはキックオフ直前に纏まっての観戦が難しいことが発生します。久しぶりに来たのに纏まって見られない、それまでに席詰めをどれだけ出来たか、もう一踏ん張りして纏まって見られる席を生み出すことが出来るか。ここでしくじってしまうと、その方はもうコンサドーレの試合に来たくないと思われてしまいます。
仙台戦(札幌ドーム)では前売りはそこそこだったのですが、企画チケットや招待チケット、持株会引換券で入ってこられた方が予想以上に多く、対応が後手に回って大変ご迷惑を掛けてしまったと試合後数日落ち込んでました。

<席詰めバージョンアップ>
アルバイト、CVSによる案内等は地上戦で直接訴えることは出来ても、その範囲は極めて小規模で、都度移動しながら行わないといけません。
これに一度で多くの人に伝えられる空中戦が備われば、楽なんだけどな~と現場レベルで感じました。
今年、一部の試合ですが試合の前日にホームページやFacebookで自由席エリアの席詰めのお願いをアナウンスしていました。
あとは試合当日~キックオフまでの時間帯です。現状、最先行入場・先行入場・一般入場開始時の3回のタイミングでスタジアムDJによる席詰めのアナウンスがありますが、ドームだとキックオフ2時間半前、厚別だとキックオフ1時間半前のこのアナウンス以降、席詰めのアナウンスがありません。ここから全く無いのが不安です。(むしろここからキックオフ直前に掛けて来場者が一気に増えるのにぃぃぃ。)
例えば川崎で行なっている席詰めタイムを場内のビジョンを使って数回行い、その画面にキーワードを入れておいて数回のキーワードを組み合わせてwebで応募するとマッチデイプレゼントみたいに何か当たる仕組みがあればその時間帯は自分の席にいて協力してもらえるんじゃないかなと思ったりします。
(スタジアムTVの枠を30秒だけちょうだい、お願い!と思ったことも個人的にはありましたw
(あと前売りチケットの枚数にはシーズンシート購入者の数も含まれているのですが、その試合に来られない場合は権利を譲ることができるリセールの仕組みもあれば、前段階の数字と当日売ることができるチケットの数字の精度を上げられるのかな~とも席詰めに直接関係するか分かりませんが、思った次第です。)

<最後に>
当日は一生懸命やりますが、アルバイトやCVSからお願いするだけでなく、「今日チケット完売らしいからそこ詰めよ」って来場者同士で協力出来る空気が出来れば、より熱量が持ったスタジアムの雰囲気づくりが出来るんじゃないのか、スタジアム全体で協力者(共犯者)が増えてくれたら新しいスタジアムの景色が見えるでしょう。
超満員の札幌ドームというシチュエーションをコンサドーレに関わる全ての人で作り上げて、行くぜACL!!!
席詰めに関して皆さんの力、お借りします!



<おまけ>
CVSがそれぞれ思った席詰めに関するアドバイス的なツイートをモーメントでまとめたやつもあります。
移動中や入場前などに読んでいただけると幸いです。

⚡️ 「【パート112.1 札幌ドーム #詰めろ自由席!#行くぞACL#みんなで詰めよう自由席!」

⚡️ 「【パート212.1 札幌ドーム #詰めろ自由席!#行くぞACL#みんなで詰めよう自由席!」




最後までご覧いただきありがとうございました。

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