昨年は自分が撮った写真をTogetterで纏めただけというモノでしたので、今年は去年と違うネタで書くことにしました。
コンサドーレに見るようになったのが1998年、以降ずっとお客さんとして見て応援してきましたが、2014年はこれまでと違ったアプローチでコンサドーレと関わっていこうと思い、コンサドーレ札幌ボランティアスタッフ(CVS)に登録してホームゲーム全21試合中14試合ボランティアとして参加。
また、サッカーの試合をスタジアムで見た経験が少ない方向けに観戦会・アテンドを行いました。
CVSルーキーイヤーについては別の機会に書きますので、今回は観戦会・アテンドのお話をいたします。
突然ですが、私は野球ではオリックス・バファローズのファンです。
「北海道でオリックスのファンって何で?」って実際言われたりしますが、イチロー選手がいた頃のオリックス・ブルーウェーブから球団合併を経ても一筋で応援しているので、先の問いかけには「こちとら、約20年浮気せず応援してんだよ!」って返しますw
札幌ドームで野球を見るうちに野球関係の知り合いが増えまして、一度彼らを対象に観戦会を行いたいなと思い、実行しました。
彼らを誘った理由としては
・元々スポーツを現地で観戦するという習慣が身についている。
・野球観戦で札幌ドームをよく利用しているので、施設の構造が頭に入っている。
・札幌ドームのサッカーモードを見てもらいたい。
・平日ナイトゲームは企画割引チケットがあるので誘いやすい。
・平日ナイトゲームの動員を少しでも伸ばしたい。
といった事で、今シーズン行われた平日ナイトゲーム3試合で観戦会を行い、彼らに対してアテンドをしました。
・第1回 5月12日(月) 対愛媛FC 0-1で負け
参加者はAさん(男性・ホークス)、Bさん(男性・オリックス)、Cさん(男性・オリックス)、Dさん(女性・カープ兼オリックス)、Eさん(女性・ファイターズ兼ベイスターズ)の5名。
・第2回 7月30日(水) 対横浜FC 0-1で負け
参加者はDさん(女性・カープ兼オリックス)、Eさん(女性・ファイターズ兼ベイスターズ)の2名。
・第3回 8月25日(月) 対栃木SC 1-1で引き分け
参加者はEさん(女性・ファイターズ兼ベイスターズ)、Fさん(女性・ファイターズ)、EさんFさんの知り合いのアナログマの2名と1匹。
結果だけ見ると「よく、こんな試合に誘ったな」と寒気がします(苦笑)
讃岐戦で使った資料 |
あと、いきなりコンサドーレのファンになってくださいというスタンスではなく、サッカーを生で見る機会を増やしてほしいなという思いでアテンドしました。
詳しい戦術とか初めての方に言ってもチンプンカンプンだと思いましたので、データを使って簡単な見所をいくつか上げて、その試合で達成できたかチェックしてもらう事にしました。そこで参考にさせていただいたのがFootball LABです。札幌のページから平均得点や平均失点、1試合当たりのイエローカードの枚数を見て、「今日の試合は1点以上取れるか?」「イエローカードは出なかったか?」「パウロンは90分フルで出られたか?」といった項目を出しておきました。
観戦会のでは無いですが、第40節の讃岐戦で使った資料をつけておきます(PDFはこちら)
試合当日も個別に入場してから座席まで案内するようにしました。CVSや観戦会をやるようになってから気づいたのですが、ドームに入ってから2階に上がって、各ゲートの入り口に行くまで「SSはこちら」「SAはこちら」といったような案内が見受けられないので、初めての人は通路番号表示だけでは分りにくく、一体どっちの方向に行けば良いのだろうと困惑すると思います。せめて1階の南北ゲート入ったところにある赤黒の幕で装飾した柱に席種の案内を表示してほしいなと思ってます。
観戦場所はSB自由席。企画チケットで安くなるだけでなく、ホーム側で見るときには「レフトスタンド」、アウェイ側は「ライトスタンド」と言えば分りやすいというのもありました。1回目はSBホーム側の中段で、残りの2回はSBアウェイ側の可動席部分で観戦しました。可動席はサッカーモード限定で「黄色い線のところが外野フェンスとの境だよ」と言えば野球モードとの違いをイメージしてもらいやすいですし、プレーを近くで感じてもらう事が出来るのでオススメです。
また、毎回何かしらのお土産を用意しました。これは、試合に勝つとは限らないので、保険として割引チケットで浮く分を充てて用意しました。オススメの商品は札幌ドーム限定の背番号缶バッジです。そのほかにもスポンサーイベントで先着○○人に配られたプレゼントやサラリーマンナイトの抽選会で当たったビール引き換え券もプレゼントしました。
あとはレプリカユニフォームとタオルマフラーを多めに持って行き、試合中に使ってもらったり、試合終了後に記念写真を撮りました。余談ですが、沢山ユニフォームを持って行ったところ、「サッカーのユニフォームって幾らくらいするの?」と聞かれたので、「1万円から1万5千円」と答えたところ「高すぎる!」といった反応が来ました。
あとはレプリカユニフォームとタオルマフラーを多めに持って行き、試合中に使ってもらったり、試合終了後に記念写真を撮りました。余談ですが、沢山ユニフォームを持って行ったところ、「サッカーのユニフォームって幾らくらいするの?」と聞かれたので、「1万円から1万5千円」と答えたところ「高すぎる!」といった反応が来ました。
8月末の第3回観戦会ではチームが5試合勝ちが無いという結果に終わり、試合終了後の挨拶をする選手に向かって近くにいた中年男性が「JR代返せ!」など野次とも言えない私怨を吐き続けていたので、彼の相手にしないように観戦者をケアしました。
観戦会をした試合では勝って、そのスタジアムの雰囲気を味わってほしいのが本音ですが、勝負は水ものです。
試合以外のところでいかに減点箇所を無くし、来てよかったと感じてもらえるかが鍵だと実感しました。
参加した人に聞いたところ、「一人で来るのは不安だったが、こうやって見ることが出来て良かった。また来たい。」という感想を多く頂きました。
3回とも参加したEさんに至っては、その後何度かポンパレ企画を利用してスタジアムに足を運び、中原選手のファンになり、讃岐戦では他の人を誘って観戦したと報告がありました。先ほど紹介した讃岐戦の資料はEさんグループ用に作成したものでした。
ちなみに、コンサドーレは札幌ドームサブグラウンドで練習する時もあります。野球の試合前にちょっと寄って練習を見てもらうというプランもいいかもしれません。スムーズに見られるのは練習が午前で野球がデーゲームの土日祝日でしょう。
幸い札幌ドームは天候の心配が無く、雨具や雨対策をすることがないので、何週間前から誘って準備しやすいと実感しました。例えばカメラ機材が濡れる心配が無いので、カメラが趣味の人を誘うのもいいかも知れません。
2014年の札幌の平均入場者数は11,060人でした。これを少しずつ増やしていくには普段から多くの試合に足を運んでいるサポーターが営業マンとなり、自分の得意な分野で年に1~2回観戦会をやっていただければ、すそ野が広がっていくと思ってます。
今年は同じ札幌ドームをホームスタジアムとしている野球ファンを対象に行いましたが、来シーズンは色んなジャンルの方に対してアテンドしたいなと、このブログを書きつつ思いました。
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